ひとり旅

【ひとり旅初心者向け】ホステル/ゲストハウスって何?ドミトリーのメリット&デメリット

海外に旅行に行くときに皆さんはどこに泊まりますか?だいたい「ホテル」の個室に泊まることが多いのではないでしょうか?

複数で旅行をする場合はそれでも良いのですが、一人旅の場合は、とっても損しているかも!!!!一人旅の醍醐味はなんといっても「人との交流」です!同じ宿に泊まっている旅行者と友達になって一緒に観光したり、情報交換をしたりするのも日本ではできない体験です。

ゲストハウスやホステルのドミトリーに泊まったら、そんな体験ができちゃうかも?!お仕事や完全に一人になりたい旅に行くのでなければ、是非、ゲストハウスやホステルのドミトリーにチャレンジしてみてください!

ゲストハウス、ホステル、バックパッカーズ、ドミトリーって何?!という方は是非この記事をみて事前リサーチを!

ゲストハウス、ホステル、バックパッカーズとは?

タイのノンカーイのゲストハウス。ここは個室のみでした。

ゲストハウス、ホステル、バックパッカーズは、簡単に言うとドミトリーに泊まれる+共有スペースがある宿だと思ってください。

ゲストハウスはドミトリーと個室の両方、もしくは東南アジアの少し田舎のほうだと個室のみの宿が多く、どちらかというと小規模でローカルの人が経営しているイメージです。東南アジアに多くある傾向にあります。

ゲストハウス:

  • 東南アジアに多い。
  • ドミトリーと個室の両方がある。
  • 家族経営・小規模なところが多い。
  • 家族経営の場合、個室のみもある。(東南アジアの田舎の方)

ホステル・バックパッカーズはドミトリーがメインの宿が多く、ゲストハウスよりも大きいイメージです。ホステルはヨーロッパに多いように感じます。

ただ、厳密に決まりがある訳ではないようなので、予約する際にどんな部屋があるかを確認すれば、細かいことは気にしなくて良いと思います。

ホステル:

  • ヨーロッパに多い。
  • ドミトリーがメイン。
  • 規模がゲストハウスより大きめ。

※厳密に決まりはないので、地域や国によって違うこともあります。

ドミトリーとは?

ドミトリーとは、一つの部屋に複数のベッド(たいてい2段ベッド)があり、複数の人と部屋をシェアして泊まる部屋のことです。つまり、部屋は個室ではなく、お風呂やトイレは共同になります。

また、部屋によって女性専用・男性専用・混合部屋の3種類があります。どの部屋に泊まるかは自分で決めることができます。女性の場合は、慣れないうちは女性専用の部屋を選ぶと着替えや洗濯物の心配の必要がなく安心です。

他にも宿泊の際に気をつける点は、ベッドの数です。通常は4~10ベッド(つまり2段ベッド2~5つ)が多く、オススメなのが4~8ベッドです。ベッドの数が多いと、安くはなりますが、その分宿泊する人数も増えるのでトラブルの元も増えることになります。時には、朝早く or 夜遅く部屋に到着する人がいたり、マナーの良くない旅行者がいることもあるので、快適に過ごすためには多くても10ベッド以下を選びたいです。

ちなみに、私が宿泊した最大ベッド数の宿はオランダの18ベッドでした。広い部屋に9つの2段ベッドが並んでいて、アーミーになった気分になりました。オランダはマリファナが合法のため、みんな遊んで帰ってきたようでした。朝のマリファナ臭はひどかったです。このときは何もトラブルはありませんでしたが、もう少し人数の少ない部屋にすればよかったと思いました。場所によって、選ぶベッド数を変えるのも快適に旅をするコツかもしれません

ドミトリーの特徴:

  • 1つの部屋に複数のベッドがある相部屋
  • 部屋、トイレ、バスは共同
  • 3種類の部屋がある。(男性部屋、女性部屋、混合部屋)
  • 1部屋のベッド数によって値段が変わることが多い。
  • ベッド数は10ベッド以下がオススメ。

ドミトリーに泊まるメリット

安く宿泊することができる!

ドミトリーは部屋やトイレ、お風呂を共同で使うので、ホテル比べると格安で宿泊することができます。その分、アメニティはなくやサービスも最低限になりますが、慣れるとそういったものは不要だと感じるようになります。

東南アジアであれば大抵一人約1,000円以下で、ヨーロッパでは約1,500円から泊まることができます。

ちなみに、私が過去で一番安く宿泊した宿はタイのゲストハウスで、約300円です。こんなに安くて大丈夫なのかな?と不安になりましたが、レビューもそんなに悪くなかったので泊まってみました。とっても満足!とまではいきませんが、それでも大きな不満もなく、泊まることができました。こういったところに泊まると、日本で家賃を払っているのがばかばかしくなったりします。

一人で泊まっても怖くない。

私はホラー映画や虫が大嫌いなので、ホテルに一人で泊まるのはとっても怖いです。特に女性はそうだと思いますが、人じゃないものが出たらどうしよう!虫が出たらどうしよう!と、仕事でホテルに泊まらないといけないときはいつもビクビクしながら泊まります。

その分、ドミトリーではほとんどの場合が、同じ部屋に人がいたり、スタッフが近くにいるので安心です。同室の人が悪い人だったらどうしようもないのですが、大抵の場合は3人以上で泊まるので大丈夫です。不安な時は、二人きりの時は話しかけてみて、どんな人かを確認すると良いですよ。本当に不安な場合は、部屋を変えてもらうようにお願いすることもできます。

ホテルの部屋で一人は怖いですが、大きなホステルのドミトリーで一人で泊まるのは一番怖いです…。

私は他に宿泊者がいないポーランドのお城のようなホステルに泊まったことがあります。部屋の窓には鉄格子があり、部屋は小さく、レセプションは遠くて、監獄にいるかと思いました。その日は怖すぎてお風呂には入れず、トイレもドアを開けっ放しで…。夜は9時には就寝しました。もうそこには泊まりません(泣

世界中の友達を作ることができる。

ホステルやゲストハウスには世界中からのバックパッカーが泊まっています。

ドミトリーでは、同じ部屋に複数の人が泊まるため、同室の人と仲良くなることも多く、一緒にご飯を食べに行ったり、観光をしたりすることもあります。ホステルやゲストハウスには他の旅行者とコミュニケーションがとりやすい共有スペースがあるところが多いため、そこで仲良くなることも多くです。

旅先で出会った人との交流はあとで思い返してもすごく楽しくて、忘れられない思い出になるほど貴重な体験になります。そして、そういった出会いは訪問した国が好きになるかどうかを左右する大事なポイントになるほどです。

一人旅は寂しいと思うか、楽しいと思うかはこの「出会い」次第のため、激しくドミトリーに泊まることをオススメしています。

現地スタッフとの交流がしやすい

ゲストハウスやホステルでは、現地の人が働いています。レセプションの方は英語が堪能でフレンドリーな場合が多いです。そんな彼らはローカル情報も詳しく、色々なことを聞くと教えてくれることができます。

東南アジアの場合は特に、ヨーロッパでも以外に、一般の現地の人は英語が喋れないことが多いので、現地の美味しいご飯やローカル情報を入手するのが困難な場合が多いです。ゲストハウスはホテルとは違い、気兼ねなくおしゃべりをすることができるので、観光以外のことも色々と聞くことができます。現地のディープなことを知って旅行ができれば、より現地の人と仲良くなれ、旅を楽しむことができます。

といった点から、ゲストハウスのスタッフと仲良くなるのはとってもオススメです!

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ドミトリーに泊まるデメリット

ドミトリーに泊まるメリットはわかったけれど、他の人と同じ部屋って安全なの?お風呂とトイレが共同って清潔なの?と思う方もいると思います。ドミトリーのデメリットも筆者が旅をして感じたことをご説明していきます。

盗難などのトラブルに気をつけないといけない

ドミトリーでは見知らぬ人と部屋をシェアしているため、もちろん、盗難やトラブルのリスクがないとは言い切れません。部屋を離れる際には、十分に注意する必要はあります。

ただ、気をつけていれば、そんなに心配する必要がはありません。というのも、多くの宿にはロッカーがついているので、貴重品は鍵をかけて保管したり、放置することがないように気をつけていれば盗難のリスクもかなり下げることができます。

ちなみに、私は20ヶ国以上旅をして宿で盗難にあったことはありません。結局は自分がいかに気をつけるかが一番の鍵になると思います。

同室の人によって宿泊の良し悪しが左右される

どんな人が同室に泊まるかによっても快適に過ごせるかどうか、友達ができるかどうかも左右されます。

朝早くや夜遅くに電気をつけたり、うるさくする人や異常に部屋を冷やしたい人。私は遭遇したことがないですが、ドミトリーで○○○○をはじめる人。などなど。いろんな人がいます。

この辺は運にコントロールされるのでどうしようもないのですが、それも旅の醍醐味!私は毎回どんな人が泊まるのかなとワクワクして、宿を選びます。同室の人が最悪でも、ずっとその人と一緒にいるわけではないので、1-2日ぐらいは我慢してやり過ごして、後から笑い話にするのも面白いです。

ただ、日本人は文句をいわなさすぎる傾向にあるので、理不尽なことをされたり、これはありえないということは、宿のスタッフに伝えることも大切です。いかに主張するかどうかで、部屋を変えてもらったり、その人に態度を改めてもらうこともできるので、勇気をもって行動することは旅を良いものにするために重要です。

トイレやお風呂が共同

トイレやお風呂に関しては、大勢でシェアをして使用するため、清潔で大満足!ということは期待しないほうが良いかと思います。

どんなに設備が新しくても、前に使った人のマナーや設備の良し悪しによっても満足度は変わります。また、日本人は他の国の人と比べるとキレイ好きすぎるということを頭に入れておいてください。日本に帰ってくるといつも思うのは、その清潔さの素晴らしさです。

海外の人は感覚が違うので、海外で日本と同じキレイさを求めても、なかなか難しいことが多いといつも思います。私も(意外にも?!)キレイ好きな方なので、「もー!」と思うときもありますが、しばらくすると慣れます。

これも宿の設備や清掃に左右されたりするので、キレイなところが良い!という方は宿選びに気をつけることをオススメします。

やっぱり気を遣う

前述した事項では、自分が被害を被ることをお伝えしましたが、その逆があることも覚えておいてください。自分が迷惑なルームメイトになる可能性だってあります。そのため、そうならないようにドミトリーに泊まる際は一人で過ごすよりも気を遣っています。

トイレやバスを使ったあとはなるべく綺麗にしようと簡単に掃除をしたり、音を立てないように気をつけたり、バックパックが邪魔にならないように置いたり、日本人のサガなのか、やり過ぎかも?と思う時もあります。

それでも、みんなが快適に過ごすために必要なことだと思うし、自分が迷惑をかけるよりもかけられた方がましだと思うので、気を遣うのは必要なことだと思います。自分が思う必要最低限のことをすれば、外国では綺麗にしていることになると思うので、気を使い過ぎなくても良いとも思います。これは周りのバックパッカーの様子を見て合わせていけば良いと思います!

一人きりになることが難しい

ドミトリーでは、部屋もバスもトイレも談話室もシェアなので、完全に一人になることが難しいです。

「一人になりたい!」という時には完全に一人になることは難しいです。

しかし、カフェやレストランにいったり、観光名所や公園に行けば一人になることはできますし、宿にいても話しかけないでオーラを放っていればあまり話しかけられることもありません。ベッドにカーテンが付いていたら、簡易一人スペースも作ることができます。

そのため、一人になれないからストレス!ということは私はあまり感じないです。日本にいればいくらでも一人になれるし、旅先でその必要もないかなと思うからかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか。ゲストハウス、ホステル、バックパッカーズ、ドミトリーに関して、どんなものかをご理解いただけましたでしょうか。

頭ではご理解いただいても、体験してみないと実際にはどんなものかはわからないと思うので、是非ドミトリーに泊まって自分に合うかどうかを確認してみていただきたいです。

何度ドミトリーに泊まっても、一度として同じことは起こらない、同じ人とは出会わないので、「毎回違う体験を楽しむ」それが醍醐味だなと感じます。

それでは、皆さんが泊まる宿が最高の場所であることを願っています。

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Nana
社会不適合者のアラサ―ニート女子です。会社で仕事をするのが嫌いで、2018年12月に突発的に仕事を辞めました。趣味はバックパック旅行(最近は東南アジア)と食べるコト。得意なローカル密着型の旅について紹介しています。
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