ひとり旅には出会いが満載!のドミトリーをオススメしていますが、予約をするときに何に気をつけたら良いんだろう?と思う方もいらっしゃると思います。この記事では東南アジア、ヨーロッパを20ヶ国以上旅をしたバックパッカーが宿を予約する際にチェックしている項目をご紹介します。
一人旅の宿の選び方
立地
まず確認することは立地です。どんなに部屋がキレイでも、安くてもアクセスの悪い場所にあったり、周りになにもない宿だったら、観光や食事をするためにタクシーやトゥクトゥクを使わないといけなくなります。移動をするために時間もお金も使わなくても良い、なるべくダウンタウンや観光地へのアクセスが良い場所かを確認しましょう。少し高くても立地が良いことで結果的には節約になることも多くあります。また、夜間に外出する場合は周りの治安も確認しておくとより安心です。外を歩くのが怖くて外出できなかったなんて哀しいですよね。宿の詳細を確認する前に立地の確認、とても大切です。
価格
自分の予算にあった価格帯の宿を探しましょう。国によっても違いますが、最安値の目安としては、東南アジアでは大体10ドル程度かそれ以下の価格でドミトリー、約20ドル以下で個室に泊まることができます。ヨーロッパでは約15ドル以上がドミトリー1泊の料金の目安になります。
探し方としては、まずは価格でソートをして、その地域の価格帯を把握します。そこから、予算内の価格に絞ってマップを表示し、立地の良い場所を選ぶのが探し安いかと思います。宿が多く、どの宿の場所も価格も大差がない場合は、宿の一覧から探しても良いと思います。
基本的には、誰かと一緒に旅をしていたりする以外はドミトリーに泊まりますので、ドミトリーを選ぶ際の基準をご紹介していきます。
部屋タイプ (ドミトリー or 個室)
次に立地と価格がよさそうな宿の詳細を確認してきますが、注意したいのがその価格はドミトリー or 個室のどちらになっているか、ということです。安い順でソートをすると、その宿の最低価格の部屋を基準にソートされるので、ドミトリーと個室の両方がある宿はドミトリーの価格でソートされます。個室に泊まりたい方は、個室だと思っていたらドミトリーだった!とならないように、特に注意です。
ドミトリー
ドミトリーを選ぶ際に確認する際は下記がポイントになります。
- 女子部屋/男子部屋 or 男女混合部屋
- ベッド数 (4-8個がベター、12個以上は多い)
- ベッドのタイプ (普通のシングルベッドが平置き or 2段ベッド)
- トイレ・バスは部屋の中にあるか、外にあるか
女子部屋/男子部屋 or 男女混合部屋
これは完全に好みになりますが、旅に慣れていなかったり、異性が同室にいるのはちょっと…。と思う人はまずは同性のみの部屋を選ぶと良いと思います。洗濯物が干せなかったり、堂々と着替えができませんからね。ただ、友達を作りたい場合は、男性のほうが一人旅をしている割合が多く、気軽にご飯に誘ってくれたりすることが多いように個人的には感じます。女性の場合も仲良くなることはありますが、部屋でおしゃべりする程度だったり、友人と来ていて一緒に外出するということが少なかったりする印象です。
これは人によって違うと思うので、自分で泊まってみて自分の好みを見つけてみてください。
ベッド数 (4-8個がベター、12個以上は多い)
ベッド数は物価が高いため、ヨーロッパが多くなる傾向があると感じます。これも好みですが、トラブルを防いだり、快適に過ごすためになるべくベッド数は多すぎないほうが良いと思います。1部屋のベッド数は4-8個がベター、12個以上は少し多いなと感じます。
ベッドのタイプ (普通のシングルベッドが平置き or 2段ベッド)
ドミトリーのベッドは大体2段ベッドや2段のカプセルタイプが多いですが、東南アジアに行くと稀にシングルベッドが並んでいる宿があります。個人的には、ベッド脇にタオルを干したり、隠れて着替えたりできるので、2段ベッドの部屋がオススメです。
トイレ・バスは部屋の中にあるか、外にあるか
トイレ・バスの場所が関係あるの?と思うと思いますが、この違いで意外に使い勝手が変わります。部屋の中にあるということは、同じ部屋の人とシェアをすること。部屋の外にあるということは、宿の人みんなとシェアすること、になります。
好みがあると思いますが、私は部屋の外にある方が好きです。
同じ部屋の人とシェアをするということは、同じ部屋の人が使っていたら自分が使えないということです。トイレ・バスが一緒の場合も多いので、朝、シャワーを使っている人がいる場合はトイレにもいけないということです。逆に、自分が使っていたらほかの人が使えないので気を使います。また、部屋のすぐ隣にバスルームがあるので、音も聞こえるので夜中にシャワーを浴びている人がいたら気になるのもデメリットです。
部屋の外にあるバスルームは宿全体の宿泊者とシェアするので、複数用意されていて、誰かが使っていても、どれかが空けば使うことができます。また、部屋の外にあるので、浴びる時間や音を気にすることもなく使うことができます。ただ、男女共用になることが大多数なので、シャワー直後に異性にばったり会うこともあるので、恥ずかしい!と思う方には向かないかもしれません。
設備
部屋のタイプを確認した後は、宿としての設備を確認します。
リビングルームやバーなど人が集まる場所の有無
これは…かなり大切です!なぜなら、ここで出会いが生まれるからです‼‼‼宿によってはバーやカフェが併設されていて、ここで一緒にお酒を飲んで友達になったり。朝食が付いている宿はリビングルームで朝ご飯を食べたり、日中はいろんな人が作業をしたり、リラックスしたりと交流する場になります。誰か友だちを作りたいなと思う場合は、とりあえずここで調べものや本を読んでみましょう。そして、良さげな人がいたら思い切って話かけてみましょう。みんな気さくにおしゃべりに応えてくれますよ!相手も自分と同じように交流したくて、公共の場にいることが多いので話しかけると意外に相手も喜んでくれます!Don’t be shy!
ロッカーの有無
ひとり旅に慣れていないうちは、ロッカーの有無も重要になります。このロッカーはお分かりの通り、自分の荷物を入れて鍵をかけておくために使います。自分のベッドから離れるときは必ずロッカーに荷物を入れて、鍵をかけておいてください。ときどき、ロッカーはあるのに鍵がないところがあるので、自前の南京錠を持っていると便利です。慣れてくると面倒臭くて荷物をロッカーに入れないこともありますが、自分の荷物を守るのは自分だけです!慢心せずにロッカーに荷物を入れましょう!(自責の念も込めて…。)
ホットシャワーの有無
これは日本人にとっては死活問題なのでは?!と思うのですが、東南アジアの宿の場合は要注意です。現地の人はバケツで水浴びをして済ませたり、お湯でシャワーを浴びない地域がたくさんあります。そのため、安宿の場合はホットシャワーがついていないこともあります。ドミトリーの場合はたいていホットシャワーですが、安すぎる宿は危ないかもしれません。心配な時は宿のレビューやシャワーの写真をみてボイラーが映っているかを確認します。特に、ゲストハウス(家族経営型)は水シャワーの確率があがるので、不安な場合は要確認です!
ベッドカーテンの有無
以前はなかったのですが、最近の新しい宿にはベッドにカーテンがついていたりします。男女混合ドミの場合は、これがあると着替えがすごくラクになります!また、夜中に手元の電気を付けていても周りに迷惑になりづらいので、すごく便利です。ただ、みんながカーテンの中に入ってしまうと、交流がしづらくなってしまうので、一長一短ですが。カーテンはなくてもいいけど、あったらいいなくらいかと思います。
その他
朝食の有無
宿によっては宿泊費に朝ご飯が含まれている場合もあり、貧乏旅行をしているバックパッカーには強い味方です!他の宿と同じ料金なのに、朝食がついていたりしたらお得ですよね。予約サイトに朝食の有無も記載されているので、チェックしてみてください。安い宿代に含まれている朝食なので、内容はあまり期待はしないほうが良いかもしれませんが…。個人的には、朝食はあまり食べないので、また、東南アジアであれば安いし、外で美味しく食べたいなと思うのであまり重視はしていません。
レビューの数・スコア・レビュー内容
レビューのスコアは宿の詳細を見る際に必ずチェックしています。評価の軸は人それぞれですが、泊まった人によるレビューなのでかなり参考になります。レビュー数は数が多ければ多いほど、スコアの信頼性は上がるので、私はレビュー数が多い宿からチェックします。レビュー数は10個だと少なく、100個以上あればかなり信頼度はあると感じます。
また、スコアは最低でも7、8以上がベターだと思います。同じスコアでも、立地や設備など、各項目でのスコアがあるのでどこが悪いのかをチェックすることで、自分の許容できるところかどうかも判断できます。
大体ここがイイかなと思ったときの予約前や迷ったときは、レビュー内容も確認します。その中で気になる悪いコメントがないかをチェックして、大丈夫そうだったら予約に進みます。気になるコメントがあった場合は、他の宿と総合的に比較をして決めます。
まとめ
以上、宿選びの基準はいかがでしたか?自分でも思った以上にチェックしていることが多く、少しびっくりしました。私は宿は「出会い」を重視して選んでいるので、上記内容をチェックしていますが、重視することによって内容がまた変わってくるかもしれません。自分は何を重視するかな?と思いながら、参考にしてみてください。慣れてきたら自分のこだわりを発見すると思います。
ということで、みなさんの旅が楽しくなる素敵な宿が見つかりますように!
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